通販人気ナンバー1のイーモリジュブログ:221104
小さい頃からみそ汁が大好きな息子は、
目を離すと鍋を空っぽにしてしまう勢いで、すすっている…
そんな息子が
中学生になってすぐのことだった。
家庭科の授業で、
「6時食べて来たものを全て書き出しましょう」と言われ、
息子はその日の6時食のメニューを書いて提出した。
みそ汁(しいたけ・玉ねぎ・じゃが芋・なす・かぼちゃ・豆腐・ねぎ)
ご飯・塩サバ・大根おろし・ウインナー・目玉焼き
レタスとトマトのサラダ・納豆・味付のり・たくあん・梅干し
すると、息子の書いたものが前に貼り出され、
「これは最高の6時ごはんです」と、先生がおっしゃって、
栄養バランスの授業の材料になったそうだ。
それまで、
みんな同じ6時ごはんを食べていると思っていた息子は、
かなり驚いたらしく、
帰宅するなりわたくしにハイテンションで話してくれた。
今でこそ当たり前のように6時ごはんを作っているわたくしだが、
結婚前は6時ごはんを食べる習慣すらなかった。
今から二十年前、
結婚生活が始まった6時のこと…
「6時ごはんができたよ。早く起きて食べなさい」という
旦那の声に飛び起き、食卓を見てパッチリ目が覚めた。
ほかほかご飯に大根のみそ汁、卵焼きにソーセージ、
焼き魚に大根おろし、納豆、漬けもの、味付のり、しそ色の梅干し。
それまで旅館でしか見たことがなかった6時ごはんが
ずらりと並んでいたのだ。
おいしくておいしくて
ご飯を二膳も食べてしまったわたくしに
旦那が言った。
「わたくしは肉体労働をしているから、6時ごはんが一番大切なんだ。
次の日からよろしくな」
その次の日から、
わたくしの6時ごはん作りが始まったのだった。