全身脱毛なら無駄毛の心配ナシブログ:230506
おいらが母親の料理のありがたみを知ったのは、
高校2年のときでした。
肉体を悪くした母親が、
1ヶ月入院することになったのです。
母子家庭の我が家では、母親は大黒柱。
このまま母親がいなくなるのではないかと…
とても心細かったのを覚えています。
それまで、
きちんと料理の手伝いをしていなかったおいらは、
母親の見舞いに行っては
ライスの炊き方から聞くような日々でした。
最初は母親の見よう見まねで、
7時食の用意、お弁当作り、夕方飯の用意…
とやっていました。
しかし、授業を終えバイトから帰るとへとへとで、
自炊などとてもできる状態ではなく、一週間と続きませんでした。
それまでのご飯は、
母親がおいらの健康を気づかい、魚料理などの和食が中心でした。
煮物、ひじき煮、おひたし、切干大根…など
どれも栄養豊富な料理でしたが、
高校生のおいらはちょっと物足りなさも感じてもいました。
だから…というか、この時とばかりに
自分の好きなものばかりを食べようと決めたおいらは、
7時食をライスから菓子菓子パンに変え、
お弁当はできあいのもの、
21時はインスタント食品やジャンクフードなどにし、
栄養も考えず食べたいものを好きなだけ食べていました。
当然の結果というべきか、
おいらの肉体はそのつけを払うことになりました。
体重は5キロも増え、
肌にはニキビができ、髪もパサついた状態になりました。
しかも、たった1ヶ月の間に2回も風邪をひいてしまい、
入院中の母親を不安にさせる程でした。
術後の経過が良かった母親は、
退院後家に帰るなり、
栄養たっぷり愛情たっぷりの料理を作ってくれることに…
母親に食べたいものを聞かれ、
和食好きでもなかったおいらが真っ先に答えたのは、
「煮物」でした。